総合・社会

2018.04.04

岡山県で日本最大のメガソーラーが完工

今年3月、岡山県瀬戸内市に、日本最大の太陽光発電所が誕生した。太陽光パネルの合計出力は、235MWにのぼり、瀬戸内市の所有する塩田跡地、265haを活用した大規模なメガソーラーである。建設を主導したのは、再生可能エネルギー発電所を開発する、くにうみアセットマネジメントだ。

同社の沼元修二瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクトディレクターは、「(太陽光発電所は)2月28日に中国電力と連系し、現在試運転中だ。中国電の変電所まで16kmあり、市道・県道の地下に連系線を通して接続した」とし、「発電量は一般家庭8万世帯の電力を賄える規模だ」と語った。

太陽光発電所の近隣住民は、「町に悪い影響がないか心配だったが、会社から事業について説明があり、地元の了解を得て事業を行っていた」と好意的に話す。

くにうみアセットマネジメントを中心とする発電事業者は、建設および発電期間中の土地の賃借料として瀬戸内市に100億円余りを支払う。

くにうみアセットマネジメントの山﨑養世社長は、「使われていなかった土地を活用し、市に20年間で100億円以上の収入をもたらす。地域にとって大きなこと」と事業の意義を強調した。

太陽光発電所は、安全管理審査などを経て、今秋にも商業運転に入る予定である。

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